公務員(保育士)の退職金はいくらもらえる?その使い道は?

長く公務員として勤めていて退職をするか悩んでいる人の中には、退職金がいくらもらえるのか事前に把握しておきたい人、税金、保険など支払うものは何があるのか、退職後、どれくらい次のステップまでどれくらいお金の猶予があるのか・・・など、退職を決める前にいろいろ知りたい人はいませんか?
私は公務員を退職するか悩んだときに、「退職金、いくらだろう?」と、自分の「勤務年数・公務員・退職金」で検索を何度もしていました。
一般的に安泰と言われている公務員ですから、辞めるのには自分の決断のほかに家族の説得・理解など大きな関門を乗り越えて退職と言う流れになるのではないでしょうか。金額に見通しが持てると、退職後のイメージ図がより現実味を帯びてきます。退職してから、お金の話が全く出ていなかったので少しずつしていこうと思います。

公務員 保育士 17年間(育児休暇・病気休暇あり)の退職金

さて。17年間保育士(公務員)として働いた私の退職金をずばり書きます。

約520万円でした。この金額を高いとみるか、安いとみるか?


ちなみに私は、「意外ともらえるんだ~」でした。しばらく無職でもいけるんじゃない?なんて思ったりしたものです。これが、20年、25年だとさらに跳ね上がると思います。
同業の方には「安っ」と引かれていましたが、夫は完全にフリースタイルで働いている人間なので、「結構もらえるね~」だったかと思います。
退職金は、いろいろ手続きをもって振り込まれます。約1~1か月半くらいに振り込まれました。普段のお給料の講座なので、口座指定は必要ありませんでした。また、これには税金がかかりません。(たしかそうだったはず)

しかし、この退職金が入る前に、すぐにやらなければならない手続きがあります。

退職日が決まった後に、すぐに決断しなければならないこと

退職日を決めてから、すぐに決断をしなければならないのが、「健康保険」をどうするかです。
今まで通りの(同等の)共済組合にするか、国民健康保険にするか決めなければなりません。
明確に目的があって、退職する場合(転職or家族の扶養と決めている)は、決断の必要がなく、手続きになっていくので悩むことはないと思います。
しかし、私のように適応障害休職中で、次の職を見つける前に退職をする際は、退職という人生の大きな決断をすることになり、この時点ですでにとても消耗しています。
私は休職から退職をするまで、一度も庁舎に行くことなく、退職をしています。家族(夫)の手助けは必要でしたが、私のように休職から退職まで自分の職場・庁舎に行くことも苦しい方はきっといるはずです。また、いずれ記していきますが、電話と郵送のみで退職は可能ですので悩んでいる方は安心して下さい。だけど、退職をするかどうか悩んでいる間は、絶対に退職を決めないでください!

共済組合保険か国民健康保険か?

この手続きをして、即、保険料の最初の支払いがあります。それをしないと空白の「保険証がない」期間が出てしまいます。その際、今までとほぼ同等の共済組合の保険に継続して入ると、「継」という文字の入った、今の保険証にほぼうり二つのものが利用できますし、共済の福利厚生が受けられます。(全てかどうかはわかりません・・・)正直、どちらが得なのかはいまだにわかりませんが、変化が苦手な私は継続して入ることに決めました。ちなみに、最大2年間継続できます。夫の保険証に入ったり、就職して保険証が作られたらもうこちらは利用できません。

辞める時に、「明日辞めます」という方はいないでしょうから、必ず、退職日を自治体の人事課と相談して決めてください。「〇日以内に、役所か共済組合の窓口かで手続きが必要」と人事課から連絡があります。保険の料金が、約3万7千円。これ、1か月の金額ですよ!みなさん!そんなに支払ってたの~!ってなると思います。これを、毎月or3か月ごとor半年ごとor1年ごとに支払うか決めます。(変更可)

このあたりの手続きはとてもスピーディーでした。退職日を家族で決めて、①職場の上司に報告(電話でOK)②人事に報告(電話でOK) ③人事とのやり取り開始、電話での確認を数日行い、それと並行して様々な手続き書類が郵送されて、書類記入をして再度返送 ⑤口頭で共済組合の意思を伝えたら、10日前後で新たな保険証ができるので、それを受け取りに行く(*下記に記載)
このような流れでした。保険証の受け取り方法は2つです。①人事課 ②共済組合事務所 のどちらかで受け取ります。

私は人事課へはどうしても行きたくなかったので、共済組合事務所まで取りに行くこととなりました。
共済組合事務所に行くには、当日に「本日、○○時に行きます」と一報が必要だそうです。(前日の連絡でもいいのかもしれませんが)また、窓口が閉まっている時間があるそうなので、結構時間指定が面倒でした。同じお役所の仕事としてどうなの?さすが、お役所仕事!と怠慢さに最後までがっかりさせてくれるなぁと思いましたが、公務員として最後の経験を味わおうと思いました。

共済組合では、保険料の振込用紙を受け取り→郵便局で振り込み→共済組合事務所で支払いの確認のため払い込み用紙の提出を→保険証受け取り という流れです。すべてその日のうちに行いました。行ったり来たりします。
ちなみに私は経験しませんでしたが、人事課で受け取る場合はもっとスムーズであったと思います。

その退職金、使うのちょっと待った~!この後、結構お金使うよ~!

一旦、まとまった金額が入るとちょっと高揚しますよね。何か、デカいことできるのか?家とか買う頭金になっちゃう?とか。
もれなく私もちょっと浮かれました。そして次のステージ行くために、何か勉強をしようと思い、webデザイン講座をほぼ在宅でできるスクールへ入学!

しかし、退職が決まったと同時に、スクール支払い、共済保険の支払い、そして住民税の支払い、年金の支払いなどが続々と・・・
保険のお金は天引きなので、自分ではまったく意識していなかったので、想定外(バカ)。住民税は、昨年度の収入に応じた予測額で来るので、実質は稼いでないのに、結構高額でドーンってやってきます。これは、妊娠出産で育児休暇中にドーンッと支払いがやってきたのである程度は想定内でした。(妊娠中の方、お金貯めておいたほうがいいですよ・・・それか無休なのだから夫にちゃんと相談してくださいね・・・。でも、税金が天引きされず自分で支払うと、「高っ」って思っちゃいますね)

ざっくり計算してみたら・・・

共済組合保険・・・約37000円 /月 × 2年=約888000円

88万だとーー!!!!

大声も出ちゃいますよね。
・・・ほら。怖いですよね。退職金の約100万~150万円は、今後の保険、税金、年金でなくなります!!!!
さらに、自分で生命保険などに入っていたらどうでしょう。私は1万6千円くらいの生命保険に入っているので、これも毎月の出費です。


もちろん、退職と同時に転職していれば話は別です。
私のように、休職→退職の流れの場合の一例としてお伝えしました。

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