久しぶりに映画を観てきました。2020年8月14日から公開開始。上映期間が短かいし、さりげなくやっているので中々知られていない映画かもしれません。
原作は芸人・作家の又吉先生のエッセイからの恋愛映画。黒猫チェルシーのVo.でもあり俳優の渡辺大知くんを目的に観に行ってきました。
相手役は「あなたの番です」で、かわいくて怖かった奈緒さん。非常にもどかしくて、なんかこういう感じってあるあるある・・・と言いたくなるような、せつない恋愛の一場面を見て、なんとも恥ずかしい気持ちにもなったり、こそばゆかったり。
派手なことは決してなく、地味に、ゆるやかに、二人の会話と友人との会話がストーリーが進んでいきます。吉本が制作なだけに、ジャルジャルなど芸人さんがでたりもして、少しクスッとなったり。でも、全般、好きな女の子に絶対に好かれないというせつないストーリーです。
役によって年齢不詳になる渡辺大知くんなので、ああいう、笑いながら泣いている、せつないおどおどした青年役が、とてもはまり役でした。奈緒さんの役は・・・なかなかの不思議ちゃんでちょっと怖い。最後の最後で、まさか、はじまりのシーンの回収がこうなるなんて・・・という展開です。「この女の子って、純粋にこんな残酷なことをする人だ、こわーい・・・」。・・・でも、こういうのって男性にとっては、そうは思わないという不思議。女の子の行動は全く理解できませんが、大知くんという「片思い側」はいつだってあんな感じなんだろうなぁと懐かしくもなりました。主題歌「友達じゃがまんできない」が、染みる映画でした。きっと、片思い中の相手とこの曲を偶然聴いた時って、歌の歌詞が刺さるよね。面白かった。